今、国内ではドイツなどを見本として、地域総合型スポーツクラブを作り上げようと言う目標を持っています。
中学高校では部活動離れが深刻な問題となっています。
部活を指導できる先生も減少・アルバイトや、その他昔とは子供達が興味を持ちそうな多方面にわたる発展があります。
そんな、日本のスポーツ界を救うため、国内が目指している「地域総合型スポーツクラブ」という考えに、相模原市教育委員会スポーツ課が、私たち「やんちゃるジム」を見つけてくれました。
昨年度(平成16年度)より、向こう3年間、相模原の地域総合型スポーツモデル事業の指定クラブになりその紹介発展のため市より予算をいただいています。。
この指定クラブは、相模原市内で、たったの2クラブ。
そのうちの第一指定クラブとなっていました。
私たちの「やんちゃるジム」がどうしてモデル団体になったのかご紹介致します。
1.モデル団体の条件
2.モデル団体の選定
3.モデル団体の理由
4.モデル事業でわかった、やんちゃるジム成功の理由
1.モデル団体の条件
1)「地域住民」が主体となって、定期的なスポーツ活動を展開している団体等で、構成員が 200人以上、その8割以上が市内在住・在勤・在学の者であること。
2)会費及び事業収入(参加費等)による自主運営であること。
3)会則等が定まっていて、運営組織があり、代表者が選任されていること。
4)拠点となるスポーツ施設の確保など、地域スポーツ施設管理者等の協力が得られること。 5)多様な年齢・技能レベルの方々が加入又は参加できる状況を整えているか、整えていこうと
していること。
2.モデル団体の選定
地域性に配慮し、原則として市内の北部と南部に各1箇所選定する。
3.モデル事業になったやんちゃるジムの特徴
ご近所と言われる地域にお住まいの親御さんの中には、青春を運動部に費やした方が多くいます。
いえ、一昔はほとんどの中高生が運動部に所属していたのではないでしょうか。
このやんちゃるジムはいろいろなスポーツに挑戦してはいますが、プロと言われる、その指導の道でお給料を もらっている方を雇ってはいません。なぜなら、中高生時代に運動部に所属していたからと言って、その運動 に関する職業に就いている方はほとんどいないからです。
あんあなに、青春時代多くの時間とエネルギーを費やしていた運動部の力なのに、大人となった今では何の役 にも立っていません。その昔、運動部で鍛え上げた眠っている力を呼び起こし、もう一度スポーツの快感に触 れるチャンスを作るきっかけを作っている所に、まず注目されました。この力は結構地域の中に多く眠っている のです。
また、スポーツクラブやスポーツジムほどの経済的負担無く、手頃に、身近に、そして多くの子供達や大人たち に多くの種目のスポーツにめくりあうチャンスを作るっている所。(家庭では、多くの本物スポーツに触れる環 境を作ることが難しく、現実にはスポーツクラブに入るしか方法はほとんど無い)
子供がやってみたいという気持ちと大人が教えてあげたいと言う気持ちや技術を結びつける役目となり、スポ ーツを楽しめるための基盤作りをしているところ。
多種目に渡り、準備されていて、将来自分にあったスポーツを見つけ専門的分野に広がりを見せることを期待 されている所などが注目されています。
4.やんちゃるジム成功の理由
やんちゃるジムに継続性があり参加人数増加をたどっている成功のわけ
T はじまり
○
集団心理
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最初のきっかけは仲間集団ですタート
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幼稚園に通っている時代は親が子供達に関わることも多く仲間意識が高い。その時 代に始めたことが成功だった。
・
一人だと不安・みんなで始めれば恐くない
○
日常の生活を大きく変えなかった
・
活動場所を日頃使ってる道から大きく離れない場所に設定。
・
通い慣れた道で生活道路からかけ離れないことが成功だった。
・
環境が大きく変わることなく、何か特別なことをわざわざしている気にさせないこ とが成功だった。
○
小学校入学前の親の気持ちに需要があった
・ 小学校を前にして起こる親の不安な気持ちにピッタリ合った内容だった。
・
一年生になったら、「逆上がり出来るかしら」「跳び箱跳べるかしら」「なわとび 」「何か習い事させた方がいいのかしら」「お友達出来るかな」「うちの子一人で 平気かしら」逆上がりできるかしら
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親子で活動することにより集団に入った子供の様子が分かる安心感が成功だった。
U 継続への道
○
お手頃
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1回200円という低価格
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日常生活の中に知らず知らずに忍び込む
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わざわざ遠くに行かない地域の特性
・
スポーツクラブのようにいろいろなものを用意せずに、200円持ってそこに行本 物に近い多くの種目に出会え体験できるところが成功だった。
○ 家庭の予定に合わせられる新しい習い事
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お月謝にしないためお休みしても損した気分にならない。子供の気分や家庭の予定 に合わせて気軽にお休みできるところが成功だった。
○
商売に学ぶ
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スーパーが客寄せのために目玉商品を作り販売するように、毎回必ず目玉レッスン 習を考えたのが成功だった。
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次回は何かしら、と、期待を持ってくれたようだ。
○
もっとやりたい
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練習時間を1時間とし、内容もおおく、十分練習が出来ない状態が、もっとやりた という気持ちをかき立てたようで、飽きる間がないことが成功だった。
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もっとやりたい気持ちを残してその日の練習を終了するので、家に帰ってからも練 習に取り組んでいるようだ。
○
ラーメン博物館状態
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同じ体育館の中で多くの種目を行うことにより、その時やりたいもののいいとこ取 りが出来る。
V 最高の少人数指導
○ 子供一人につき大人が一人の割合でつくことが出来るので、理解力の少ない小さな子供 達が合理的に学べる。
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